時代の転換点を迎えて
私たちは長い間、競争社会に象徴されるような、制限が多く非常に窮屈な社会の中を生きてきました。
その影響を受けて、おそらくたくさんの人たちが、心のどこかに何かしらの生きづらさを抱えながら日々を過ごしてきたのではないでしょか。
- がんばってもうまくいかない…
- 満たされない、何かが違う、心が晴れない…、でもこんなものなのかなあ…
- 何かを変えたいけれど、何をどう変えればいいのかがわからない…
- 周囲となじめない…
人によって悩みの質や種類は違うのでしょうが、これまでは、苦しい状況から抜け出すことは決して簡単なことではなかったと思います。
それは、冒頭で申し上げたように、今までの社会が、あまりにも窮屈で型にはまっていたことが主要な原因の一つになっていたと思います。
しかし、これから時代は大きく変わります。
これまでの古い時代は終わりの時を迎えて、これから、もっと自由な時代が新たに始まっていきます。
そんな時代の大きな転換期である今は、
- これまでの自分から一歩抜け出して、新しい可能性にチャレンジしてみたい
そんなふうに思っている人たちにとっては、かつてないほどのビッグチャンスの時であり、それは、年齢や立場・過去や現在の状況に関係なく、すべての人に与えられているチャンスなのだと思います。
新しい人生への第一歩を
今はまだ、古いものが壊されていく最中の混乱があり、先の見えない混沌とした状況が続いていますが、水面下では確実に時代が動いていることがわかります。
それは、全体としては数も少なく目立たない存在であるとはいえ、いい意味で、これまでの常識を打ち破り、より自由な新しい生き方をする人たちがあちらこちらで少しずつ増えてきているからです。
そして近い将来、ひとりひとりの意識次第で自由に未来を切り開いていくことができるような、選択肢の広い世の中へと、社会全体も少しずつ切り替わっていくのだと思います。
当教室は、
- こうした時代背景を味方に付けて、一人でも多くの人が、これからの新時代をいきいきと生きていくことができるように
- 英語に興味を持つ方々が、英語学習を入り口にして、その人にふさわしい充実した人生をつくっていくことができるように
このような思いのもとで発足した教室です。
特に、
- これまでの古い時代の弊害から、思うように生きられなかった人の心が癒やされるような英語学習
- 人生の岐路を迎え、これから新しい人生に向かう人にとって、新たなきっかけ作りができるような、選択肢の広い自由な英語学習
そんな英語学習のお手伝いをしてまいりたいと思います。
講師自身の経験から①
このような教室をつくろうと思った理由は、講師の私自身が、生きづらさをずっと心の中に抱えながら長い年月を過ごしてきたからです。周りとなじめない感覚や、自分らしく生きることができない窮屈さとモヤモヤとした心の重さをいつも感じ続けてきました。
そんな状態から脱却したい一心で、これまで何十年もの間、数々の試行錯誤を繰り返してきました。
それゆえ、
- もっと、皆が個々の違いを認め合ったうえで、共に力を合わせ、助け合っていかれるような社会になればいい…
- ひとりひとりが、もっと自由に、その人本来の個性を発揮できるようになればいい…
そんなことをいつも思ってきました。
それと同時に、私自身がそうだったように、生きることに対してなんらかの困難さを抱えて試行錯誤をしている人たちのために、自分にできることをしていきたいとずっと思ってきました。
そして私の場合は、英語講師を十数年以上務めてきた経験があったので、英語学習を通して世の中に貢献していくことができるのではないかと考え、当英語教室を発足させることにしたのです。
講師自身の経験から②
私は元々、英語とは何の縁もゆかりもない人生を送ってきました。英語に関わりを持ち始めたのは30歳を過ぎてからです。子育てをしながらゼロから英語学習を始めて、40歳手前で英語講師になりました。
生きづらさを感じ続けてきた辛さを克服するための一つの手段として、当時興味のあった英語を使って道を切り開いていこうと思ったのです。最初は独学で、その後英会話スクールに通いながら英語を学びました。
講師になってからは、子供から大人まで、英会話から受験までと、さまざまな経験をしてきました。最初は英会話スクールや学習塾で講師をしていましたが、既存の英語教育や英語学習に対する違和感が強くなり、その後独立して個人で英語教室を始めました。
しかし、自分自身の思いと世の中の潮流との間の乖離が非常に大きい中で、迷いと葛藤を抱えながらの中途半端な教室運営になっていたためでしょうか、なかなか思い描いていたような教室作りをすることができずに、3年前には一旦教室を閉じて、一から業務内容の見直しを始めました。
講師自身の経験から③
休業当初は数ヶ月から1年くらいで教室を再開できるものと思っていましたが、実際には3年という月日が経ってしまいました。
その間、体調不良と家庭内の事情もありましたが、何よりも、仕事においても人生においても、自分自身と深く向き合うための時間が必要だったようです。
そしてやっと、
- 周りを気にせずに、自分自身をもっと素直に表現していこう
- 自分が本当にやりたかったことを恐れずにやっていこう
と覚悟を決めて、教室再開に向けて本格的に動き始めました。
私はもうじき還暦を迎えます。こうしてスタートラインに立つまでに、何十年という、本当にとてつもなく長い時間がかかってしまいましたが、当教室で英語を学ぶ皆様にとっては、私の紆余曲折の経験が、何かの参考になるかもしれません。
これから、
- 試行錯誤を繰り返しながら長い年月を過ごしてきた経験
- 決して若くはない年齢になってからゼロから英語を学んできた経験
- 英語講師としての十数年にわたる経験
この3つの経験を活かして、皆様のお役に立てるような教室にしていきたいと思っています。
真の自立をめざして
今はまだ、時代の変革期特有の不安定な社会情勢が続いていますが、今後、時代の変革が進むにつれて、これまでの古い時代の常識や価値観は大きく変化していくと思います。
これまでの私たちは、狭い枠の中で窮屈な思いをしてきましたが、その一方で、一般常識から外れずに、周りと同じ行動をしてさえいれば、とりあえずは無難に生きてくることができました。
しかしこれからは、自由になっていく分、各々がもっと自分自身に責任を持ち、周りに流されずに、
- 自分の感性を信頼して、自分で考え、判断し、行動していく
という、本来の自分自身を大切にした生き方をしていくことが、これまで以上に必要になっていくのではないでしょうか。
指示やルールに従って生きることに慣れ親しんできた私たちにとっては、少々不安に感じる面もありますが、自らの心持ちと行動次第で、望む未来をつくりだすことが、今までよりも容易になっていくのですから、非常に良い時代になっていくのだと思います。
できることから変えていく
望む未来をつくっていくためには、まずは自分自身としっかり向き合い、自分の心に正直になり、
- 苦痛に感じることからは極力距離を置く
- 好きなことや楽しく感じることに素直に取り組む
- 心が落ち着き、明るく前向きになれる状態をできるだけ多く作り出す
このような取り組みを地道に続けていくことが必要になると思います。
もちろん、人それぞれのペースがあり、行きつ戻りつを繰り返すこともあるのかもしれませんが、上記のような取り組みを続けることで、その人固有の良さや才能が、その人なりのペースで、少しずつ開花していくのだと思います。
大きなことでなくても、まずはできるところから、少しずつ、できる範囲でやってみる、そんな小さな一歩が、のちの大きな変化につながっていくものと考えています。
自分らしく学び、自分らしい人生を
もしも英語に興味があるのなら、そこに、これからを生きるうえでの何かしらのヒントが隠されているかもしれません。
- 英語学習から小さな一歩を踏み出してみる
- 自分なりの関わり方を大切にして英語に接していく
そんな英語学習の中で、何かが生まれてくるかもしれません。
~自分本来の個性をのびのびと自由に表現して生きていく~
その第一歩が、自分らしく自由な英語学習から始まっていくかもしれません。
2024年4月
中川英語アカデミー 講師 中川久恵
講師プロフィール
中川英語アカデミー 講師
中川 久恵
長野県上田市出身
講師略歴
大学卒業後、長野県内の公立高校に「家庭科教師」として勤務する。
結婚退職後、専業主婦として一男一女の子育てをしながら、独学で英語学習を開始する。途中から英会話スクールにも通いながら英語を学ぶ。
学習開始から数年後の2003年、家族とともにカナダのトロントに一年間在住する。
帰国後、英検準1級・TOEICスコア865を取得し、2004年から英会話スクールで英会話講師として勤務する。幼児~学生~大人までを対象に、英会話クラス・TOEICクラスを担当。その後学習塾に移り、幼稚園生・小学生・中学生を対象に、英会話指導と英語の受験指導をする。
2011年、独立して個人で英語を教え始める。幼児、小・中・高校生、受験生、大学生、社会人を対象に、子供英語&英会話・学校英語・高校受験・大学受験・英検・TOEIC・英会話指導をおこなう。
2020年春、新規生徒募集を一旦中止する。2021年春、教室を完全休業する。
業務内容の抜本的な見直しとともに、娘のひきこもり、家族の病気療養、自身の体調不良が重なり、長期休業となる。2024年、教室再開。